インプラントの費用は高いし、わかりにくくて、何だか不信感があるという方も多いのではないかと思います。
その理由として
■費用のしくみが不透明でわかりにくい。
■高すぎる医院と安すぎる医院がある。
この2つが主な原因だと考えられます。
何よりまず、インプラントの費用のしくみからご説明します。
インプラントは下記の図のように3つのパーツからできています。
A.インプラント本体
B.土台
C.かぶせ物
の3つです。
そして、費用の計算方法ですが、この3つの費用に、手術代が加算されます。
つまりインプラントの費用は基本的に下記の4つから成り立っています。
当院の例ですと、
@手術代が6万円
Aインプラント本体代が20万円
B土台が3万円
Cかぶせ物が9万円
ということになります。
手術代はインプラントを何本しても一定で6万円です。医院によっては手術代とインプラント代を込みでしているところもありますが、そうすると、インプラントの本数が増えると割高になる為、より実態に則した形で当院では分けています。
実際の費用の例
1.1本の場合
a) セラミック
手術代 6万円
インプラント本体代 20万円
土台 3万円
かぶせ物 9万円
合計 38万円+消費税
b) ハイブリッドセラミック
手術代 6万円
インプラント本体代 20万円
土台 3万円
かぶせ物 6万円
合計 35万円+消費税
セラミックの土台を使った場合、土台は6万円となります。
c)オールセラミック
手術代 6万円
インプラント本体代 20万円
土台 3万円
かぶせ物 12万円
合計 41万円+消費税 |
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2.2本の場合
手術代 6万円
インプラント本体代 20万円×2本
土台 3万円×2本
かぶせ物(セラミック) 9万円×2本
合計 70万円+消費税 |
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3.ブリッジの場合
手術代 6万円
インプラント本体代 20万円×2本
土台 3万円×2本
かぶせ物(セラミック) 9万円×3本
合計 79万円+消費税 |
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4.GBR法(骨を増やす手術)併用
GBR法とは、骨が不足している方の場合に、骨を増やす方法です。
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@インプ ラントを埋め込むには、表側の骨の量が不足しています。
Aメンブレンと呼ばれる特殊な膜で、骨を作りたい場所を覆います。
骨をつくる場所には、人工の骨補填剤を入れておきます。
そこに骨芽細胞が集まり、骨ができます。
B約4〜5ヶ月で、新生骨ができあがります。
最近は、GBRをしなくても骨を作る方法もでてきましたので、以前ほどGBRは行わなくなりました。
手術代 6万円
GBR代 7万円
インプラント本体代 20万円
土台 3万円
かぶせ物(セラミック) 9万円
合計 45万円+消費税 |
5.ソケットリフト併用
上顎の歯槽骨の上部(頬骨の奥)には、上顎洞という大きな空洞があります。ソケットリフト、サイナスリフトは、歯槽骨の厚みが不足していてインプラントが出来ない方のための治療法です。
ソケットリフトは上顎洞のインプラントを埋入する穴の奥に、将来骨になる物質を入れ、少しずつ上顎洞粘膜を押し上げていき、歯槽骨の再生を促します。
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@インプラントを埋入するための骨の高さが不足しています。
A歯槽骨に穴をあけ、将来骨になる物質を入れて、少しずつ上顎洞粘膜を押し上げていきます。
B4〜5ヶ月で骨ができます。
歯槽骨が極端に少ない方の場合は、サイナスリフトを選択します。
手術代 6万円
ソケットリフト代 6万円
インプラント本体代 20万円
土台 3万円
かぶせ物(セラミック) 9万円
合計 44万円+消費 |
6.サイナスリフト併
サイナスリフトは、歯槽骨の厚みが不足していてインプラントが出来ない方のための治療法で、歯槽骨が極端に少なく、ソケットリフトが行えない方のための治療法です。
サイナスリフトでは、上顎洞に骨移植を行います。
手術代 6万円
サイナスリフト代 20万円
インプラント本体代 20万円
土台 3万円
かぶせ物 9万円
合計 58万円+消費税
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7.オールオンフォー
総入れ歯の方や、多くの歯を失った方のための治療法で、通常は前歯の部分に4本のインプラントを埋め込み、その4本のインプラントで12本分の歯を作ります。
6本埋入する場合は、ALL ON 6(オール オン シックス)と呼びます。
手術代 6万円
インプラント本体代 80万円
土台 12万円
かぶせ物(※本数に拘らず) 112万円
合計 210万円+消費税 |
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オプション
8.抜歯即時インプラント
歯を抜くと同時に、その穴にインプラントを植立する方法です。
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@抜歯します
A〜B抜歯後の穴に、インプラントを埋入します。
例)1本の場合
手術代 6万円
補填剤 2万円
インプラント本体代 20万円
土台 3万円
かぶせ物 9万円
合計 40万円+消費税 |
9.静脈内鎮静法併用
インプラントの手術に対する恐怖心や不安をやわらげるために、血圧や呼吸を監視しながら、点滴から少しずつお薬を入れます。これにより、患者様はうたた寝をしているような感覚になります。
静脈内鎮静の費用(麻酔医派遣) 8万円
例)1本の場合
手術代 6万円
静脈内鎮静の費用 8万円
インプラント本体代 20万円
土台 3万円
かぶせ物 9万円
合計 46万円+消費税
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10.ノーベルガイド併用
ノーベルガイドはソフトウエアを利用し、インプラントの治療計画シミュレーションから埋入までの一連のインプラント治療をより安全で、正確にするためのシステムです。
CTで撮影した口腔内の画像からコンピューターの画面上で手術のシミュレーションをし、インプラントの埋入位置を決定し、インプラントを正確に入れるためのマウスピースのようなプレートを作成し、そのガイドに沿ってインプラントを埋入します。
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サージカルステント作製 3万円
例)2本の場合
手術代 6万円
サージカルステント作製 3万円
インプラント本体代 20万円×2
土台 3万円×2
かぶせ物 9万円×2
合計 73万円+消費 |
11.磁石を使った場合
アバットメント 6万円
入れ歯(通常金属床義歯) 25万円
※ケースによっては保険の入れ歯でも出来ます。
例)2本の場合
手術代 6万円
インプラント本体代 20万円×2本
アバットメント 6万円×2本
入れ歯(通常金属床義歯) 25万円
合計 83万円+消費税
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次に、高すぎる医院と安すぎる医院がある、ということについてご説明します。
◆インプラントを全て込みで1本15万とか低価格で提供している医院があります。ほんとにそんなに安ければいいですよね。
そういう医院のホームページを見ると、表向きは経費削減とか、大量仕入れとか、宣伝広告費の圧縮とか、利益幅の圧縮とか言っておられます。
これを見ると素晴らしいと思ってしまいます。
◆ところが実際の現実は、薄利多売方式になっており、大幅な治療の質の低下、難症例への対応不備(GBR,ソケットリフトの失敗など)、そして訴訟を多く抱えているというのが現状です。宣伝広告費もたくさん使っています。
ひどい所は、かぶせ物の質を落としたりして、韓国製のコピーインプラントを大量に仕入れてスウェーデン製と言って行っている所もあります。(食品偽装に近い?)
さらにひどい医院は、安いと言って大量に患者さんを集め、その患者さん達に余計な検査をたくさん行い、「あなたの場合は、安いインプラントはできません」と言って高いインプラントを勧めているところもあります。(事実です。)
当院が思いますインプラントの費用ですが、1本あたり30〜40万の間くらいが妥当だと思います。
インプラントの治療は非常にオプションが多く、高度で、丁寧でち密です。
いくらこの先、歯科医が増えたとしても、近視の手術のレーシックのように、価格は下がらないと思います。レーシックに比べてはるかに複雑な治療です。
かつ患者さんのメンタル的ことをじっくり考慮し、さらに、一生のお付き合いをしないといけませんので、安すぎる金額では相当無理があります。
大事なことは、金額だけで決めるのではなく、
1. インプラントの費用の明細があるかどうか。
2. 説明と同意(インフォームドコンセント)がしっかりしているか。
3. 人間として信頼できるドクターか。
4. 一生、面倒をみてくれる医院か。
これらのことをじっくり考えて決めて頂きたいと思います。
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